2014年9月9日火曜日

さようならの記録|0001|フィリップスの電動ミル

取っておいても仕方がないのに、処分しづらいモノが存在します。

想い出に繋がるもの、が一番かと思いますが、
私の場合、子供時代から、ライナスの毛布、的なものが数多くありました。

生き物だけでなく、道具やぬいぐるみなどに対して「愛している」と思うこともあり、
いっそ付喪神(つくもがみ)になってくれないか、と真剣に考えたりしました。

もっとも、付喪神になるには、せめて99年経たないと。
私自身が99歳まで生きる予定はないし、
そろそろ思い切って「さようなら」しなければなりません。



処分の仕方を考えて、3パターンに分けることにしました。

1.どなたかに差し上げる
2.売ってみる
3.捨てる

愛着があるほど、できれば身近な方にもらって欲しい、と思います。
マッチングがなかなか難しいですが、
まだ活躍できそうなモノなら、行き先が決まるかも知れません。
引き取り手がいなければフリマに出してみて、残ったら捨てます。

コレクショングッズなど使わないで保管してきたものや、
骨董市で手に入れたようなものは売れるかも知れません。

活用してきたものほど、ボロボロです。
「もう、いいんじゃないかな」と思うモノに関しては、
思い切って捨てることにします。



「お別れしたくない」という気持ちを宥める方法として、
想い出に繋がるものの処分の仕方が参考になると思いました。
写真を撮って、WEBアルバム上に残すという方法です。

ミニマリズム実践の記録にもなるし、このブログに残すことにしました。
想い出も綴れますし、ついでに「どれだけあるのか」数えてみようと。

いくら我が家がモノに溢れているといっても、
写真で取っておきたいほど「愛着があるもの」は、1万点はなかろうと思い、
4桁で管理することにしました。

そして、今日は「0001」番とお別れ。



フィリップスの電動ミル

これは、5年ぐらい前に実家の片づけを手伝った際に持ち出したもので、
「昭和55年」に購入したもののようでした。
なんと未開封。
私の「溜め込みグセ」が血筋だということが良くわかります。

当時、使っていた手動のコーヒーミルに不具合が生じていたので、
譲ってもらって持ち帰りました。

色合いとフォルムも気に入り、使ってみたらちゃんと動き、
それから5年、大好きなコーヒー豆を挽くのに役立ってくれました。

一日に3回、4回と働いてくれたこともありました。




使っていく内に、端の方が欠けてしまい、フタがきちんと閉まらなくなって。
コード接触部分に不具合が生じて、角度を調整しないと動かなくなりました。

相方が調整するとすぐ動くのに、私がやると動かないことが多く、
「ウチの実家のコなのに、知らない間に手懐けたね!」
と文句を言ったものです。

半年前ぐらいに、とうとう接触部分から火花が散って「危険」な状態になったので、
新しいミルに登場いただくことになりました。

捨てなくちゃ、と思いつつ、なかなかふんぎりがつかなくて、
その後ずーっと、キッチンカウンター上に放置状態でした。

今日、写真を撮って、やっと「さようなら」できました。

あなたのおかげで、毎日美味しいコーヒーが飲めました。
満身創痍でも働いてくれたこと、感謝しています。
今まで本当にありがとう!



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