2014年9月1日月曜日

ミニマリズムに出会う

今日、人生というか、生き方というか、ライフスタイルを変える決心をしました。
この本に出会ったから。







昨日は、完全オフだったけれど、一昨日の疲れを引きずっていて、何もする気になれず。
夜になっても、心も身体もぐんにゃりとしていたので。
パソコンを切って、寝転がってこの本を読むことにしたのです。
まあ、眠くなったら寝てしまえ、ぐらいな気持ちで。

でも、読んでいく内に、起き上がって、フセンを貼りだしました。
そして、読み終わる頃には、本がフセンだらけに。

それ自体は珍しいことではないのです。
私は結構「感動しい」だし、本や雑誌を読んでいて、ちょっとイイなと思った言い回し、
知らない人名や言葉が出てくると、気軽にフセンを貼ります。



「おや」と思ったのは、読み終えた時の心の状態。
「やらなくちゃ」ではなくて、静かに「行動しよう」という気持ちがわいてきました。
なんとなく、楽しいことを想像するような「わくわく」感を伴って。

私にとって、家の中をスッキリさせたいというのは、長年の願いです。
今までも、片付け、シンプルライフ、そうじ力、断捨離など、多くの本を読んできました。
やっぱりフセンを貼って、それなりに納得し、「頑張ろう」と実践しました。
でも、捨てたり売ったり掃除したり整理しても、ほとんど三日坊主。

なぜでしょうか。
今までの本が、まったくの役立たず、というわけではありません。
ただ、それらの本にはノウハウはあっても、私が心から賛同できる思想がなかった。
だから、参考にはなっても、最終目的地には到らなかった、のだと思います。

「腑に落ちる」という言葉がありますが、
頭で決心したつもりになっていても、本当の意味で納得はしていなかったのです。

著者の方々の悪口を言うつもりはありませんが、
「○○を実践した結果、こういう風に生きています」という姿が、
「そうなりたいな」と思うようなものではありませんでした。

評判になったりして、むしろ多忙で大変そうに思えたぐらいです。
部屋はスッキリしていても、メールボックスは片付いているのかな?
どうも、最終目的地が私の求めとあっていなかったようです。



この本には、ノウハウよりも、マインドの問題が多く扱われていました。
「自分はこうやって、よりシンプルな生活に移行した」という内容もありますが、
「何のためにそうしたか」「その結果、どうなったか」ということが綴られていました。

ミニマリズムは、何かを強要するものではありません。
シンプルライフに通じるし、より大切なものに集中し、力と時間を割くために、
その他(特に物品や欲)を手放すことを薦めてはいるけれど、
「必ずこれをしなければならない」というルールはありません。

無駄をなくすことは奨励されていますが、
何を無駄と感じるかはそれぞれに任せられています。
持ち物が少なければエライ、とか、そういうことでもないのです。

自分が「こうしたい」と思ったことを、「せねばならない(マスト)」まで持っていき、
己の頭で考えて、「頑張る」のではなくて、ただ「行動する」だけ。

まずは、
「自分の生活を変えることを決意する」
「マストリストを作り、勇気を持って、一歩踏み出す」
そこから始めれば良いと書いてありました。



私の今の状態は、とにかく大量のモノ、コトに気持ちが押しつぶされそうな毎日。
いつも追い立てられているように感じ、焦っていて、イライラしがち。
多くを望んでいるわけではなく、相方と二人、欧米人からすれば「ウサギ小屋」で、
のんびり気持ちよく暮らしたいだけなのに、毎日が苦しくてなりません。

原因は何なのか。
大量のモノと情報、それを維持するためにあくせくしなければならないのです。
形のあるモノだけじゃなく、メールだのポイントだのつきあいだのです。
存在意義を認められたいとか、好かれたいとかの欲望です。

それは本当に必要?
それは本当に大切?

もう限界だったのだから、今が決断の時。
私は若くないので、体力的にもこれが最後の機会でしょう。



大量のモノその他を手放すことには痛みが伴います。
でも、ここで決意しなければ、残りの人生も鬱々と過ごさねばならないでしょう。

だから、三日坊主にならないように、著者たちを真似することにしました。
エッセイは書けないけれど、記録を綴って公開することならできそうです。

マストリストを作るには、まだ日がかかりそうだけれど、
今日からすることを二つ決めました。

1.毎日、何か一つでもいいから処分する(減らす)こと
2.それを、ここに正直に記録すること

更に、もう一つ、今日から一週間、9月7日までのチャレンジ。

3.消耗品と飲食物以外のモノを一つも買わないこと

お金を使わないということじゃなく、家の中に増えるものを買わないのです。
著者の一人、ミルバーン氏は一年間チャレンジしたそうですが、
それはまだ私には難しすぎるので、まずは一週間。

高額なものにはもともと興味がありませんが、危ない領域は、本と雑貨です。
「買う」という行為自体が好きな上、安価なので簡単に買えてしまうから。

でも、この一週間は、たとえヤフオクで10円でも買いません。
ポイントで買えても(現金を使わなくても)買いません。

心苦しくもあるのですが、その場へ行くと「買いたい」誘惑に勝てないので。
Kさんの個展もN社のイベントも、友達のお店にも、今週は行きません。

自分が決めたことは、「マスト」事項として守る。
そこから、始めます。




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